Akki_Run’s diary

のんびり走ってます。

星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン完走3

40km〜79km

ようやく八峰の湯、まだ半分未満

42km八峰の湯、エイドでホッとしたのと出迎えの方の声援多さに泣きそうになります。
そして一旦脚の限界を迎えました。。
ドロップバッグからジェルを3つポケットに移し、すぐに出発するもまだまだ下りです。脚の前腿と右親指が痛くてなかなか走れず300mほど歩きました。それでも脚を叩きながら恐る恐る走り出し、松原湖の方へ向かいます。

平地になると日差しが気になり始めましたが水路を水が流れる音が心地よかったです。
その時です!目の前を走っていたランナーが思いっきり転倒しました。持ちながら走っていたボトルを開けることに気を取られたのかもしれません。

立ち止まり声を掛けると、「大丈夫です」と立ち上がり走り始めたので一安心し先に進むことにしましたが 膝を擦りむき肩もシャツが破けてる状態で少し心配でした。がそのランナーには95kmくらいで抜かれた気がします。

50kmエイド

50kmのエイドでは手打ちそばが振舞われてました。これが鳥肌立つほど美味しい!!
紙コップで立ち食いじゃなくてお金を出して落ち着いた場所でしっかり食べたい!と思いながらエイドを後にします。

f:id:Akki_Run:20200526232009j:plain

60km~75km

片道5kmほどで折り返すスライド区間ですが、ここのアップダウンが地味にキツく長くも感じました。そして皆さん苦悶の表情を浮かべてるのがわかります。
僕も間違いなくその一人で前腿が痛くて脚が上がりません。一旦歩こうかという考えをギリギリの所で振り払いながら前のなんとかランナーに付いていきました。

71km 滝見の湯

ようやく71kmのエイドです。ゲートをくぐるとメダルを首から下げたランナーをちらほら見かけます。71kmの部ゴールした方々です。
ここで彼らのことを考えてはダメだと一瞥もせず一心不乱にエイドをほおばりドロップバックを受け取りに向かいます。

椅子に座り一息つくとドロップバッグからジェルと既にゼッケンが付いているシャツを取り出し素早く着替え(着替え用にゼッケンは事前に4枚貰えます)もうずっとここにいたいと思う気持ちに飲み込まれる前に出発しようと立ち上がりました。

その瞬間急に一気に気持ち悪さが込み上げてきて(これはさすがにリバースか)と思いましたがその場でしばらくフリーズしてるとなんとか収まってきたので冷や汗をかきながらしばらく歩いて様子をみます。結局馬越峠の入り口のエイドまで半分くらい歩いてしまった気がします。

f:id:Akki_Run:20200526232013j:plain

75km〜馬越峠

エイドを後にし一歩足を踏み入れるともうそびえ立つような坂が待っていました。もしここからスタートなら走り切れる程度の斜度なんでしょうがアップダウンを何度も繰り返し75kmも走ってきた満身創痍の身体には一見して走るのは無理だとわかります。
ただ実際のところ、歩くと決めてしまえばキツさはないです。個人的には一番楽な区間だったように思います。

鬱蒼と茂る木々や鳥のさえずり、時折見える山々の絶景に癒されながら歩いて登ります。心拍も体調も落ち着きました。
途中いくつか傾斜がゆるやかになる箇所があったのでさすがにそこは小走りしました。
それでも頂上に着くまでに抜かれたランナーは2名くらいだったと思います。

馬越峠にはカーブ毎に番号が振られていて頂上は41番目でした。

f:id:Akki_Run:20200526232105j:plain

79km馬越峠頂上エイド

頂上にはエイドがあります。ここにはジェルが数種類置いてあり無料でいただけます。
もう胃がだいぶ固形物を受け付けなくなっていて、手持ちのジェルの数にも不安があったのでこれは助かります。1ついただきました。

今年はここが最高地点です。

ここからはいよいよ長い下りです。屈伸して準備をしようと思いましたがもう脚が曲げられません。走れるのか?
時計を見ると79km地点で8時間10分、サブ10の平均タイムをオーバーしてましたがキロ5分で行ければまだチャンスはあると、なりふり構わず駆け下りることにしました。

f:id:Akki_Run:20200526232049j:plain